サルビア・グアラニチカ(2015.6.30)

黒い萼・・・濃い青紫色の変わった形をした花…
濃い緑色の葉と爽やかな色の取り合わせなのに、よく目立ちます。

シソ科の多年草。別名をサルビア・ガラニチカと。
それとも、流通名としてはメドゥセージやブルーセージの方が分かり易いかも知れませんが、
本物のメドゥセージは、ヨーロッパ原産のサルビア・プラテンシスのことです。
花が似ていることから、混同されているようです。

このけったいな花の形、獣が吠えているような感覚を覚えます。
至って静かに咲いているのに…

花の奥にある蜜、甘いようでよくクマバチが密を吸いに来ています。
穏やかな性格なのでしょう、
一生懸命蜜を吸っている姿が、愛らしくも見えまた、不用心にも見えます。
足には、花粉団子が。

地下茎が縦横に走り、どんどん芽吹いてきます。
芽は抜きやすく、枝も容易く折れるのですが、除去するとなるとなかなか手ごわいです。
新芽はぐんぐん成長し、いつの間にか地下には球根を作り益々大株になります。
辺り一面、このサルビアに取って代わる勢いです。

これで香りが良かったら文句無いのですが、
暫く鼻の奥に残るにおいです。残念な花と言えます。

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